ロボットの高精度補正
産業用ロボットを使ったシステムは色々な場面で活用されていますが、精度が要求される場面では高精度補正技術が不可欠です。ロボシンでは高精度レーザートラッカーを用いたロボットの高精度補正を実現しました。
アプリケーション実績
・垂直多関節(6軸)ロボットの高精度制御
・垂直多関節(6軸)ロボットの位置ズレ補正システム
・自動車産業向け治具レス溶接システム
・実機とシミュレーション到達誤差の低減システム
なぜロボット動作に誤差が発生するのか
各ロボットメーカーではロボットの繰り返し動作における位置精度を保証しています。しかし、それとは別に機体固有の動作誤差が存在しています。これらによる「決まった傾向へのズレ」、つまりシミュレーションと現場環境の動作誤差が発生し手動によるティーチング作業で補正するのが一般的です。
REASON1
ギアのバックラッシュ
REASON2
アームのたわみ
REASON3
ベアリングなどの部品ひずみ
ROBOSHINのソリューションとティーチレス化
ROBOSHINでは、ロボット固有のズレを高精度の計測器を使ってデータ化します。このデータを用いた誤差分の補正処理により、「毎回の手動ティーチング作業の解消」「実機とシミュレーション到達誤差の低減」「生産現場への負担軽減」を可能にします。
ロボシンのソリューション事例(シロキ工業様との共同開発)
高精度レーザートラッカーでロボットに装着したスキャナのレーザーマーカーを読み、その高精度なX,Y,Z,Rx,Ry,Rzの値をロボットにフィードバックをかけて溶接に求められる、精度をクリアしたシステムです。このシステムを使えば従来では難しかった治具レスを実現することが可能です。治具レスをすることにより、治具の保管場所や治具の購入費用など大幅な費用削減となります。